長山 泰淳

 私がこの研究室を選んだ理由に、明確に自信を持って言えるものはありません。本当になんとなく選んだのだろうと思います。

 仮にそれらを考慮した上にあえて動機を言うならば、もともと高校の時から物理と地学に興味があったためです。しかし入試当時、好きとはいっても物理はそれほど得意というわけでもなかったし、学問として物理を見て本当に好きだという自信もありませんでした。ただ単に、それの自然現象をなるべく正確かつ単純に表現する精神に対し、すごい学問だなぁという子供じみた興味本位の憧れを持っていただけで、真剣に考えた場合にちょっと物理学を本格的に学ぶことに躊躇していました。

 またその一方で、当時触れる機会の少なかった地学という分野には、それとは反して現実では関連の深い地震や火山活動を対象とするスケールの大きさのためか、隣の芝が青く見えるように淡い興味を持っていました。

 結局は地球学科で学ぶことになり今に至るわけですが、研究室を選ぶ時期になり、もともとそういった興味をもっていたためか、力学的手法を用いて地球を見ようと試みる地球物理学系の研究室に対し、自然と興味を持って選んでいたというわけです。つまりあまり深い考えはなく、同じ地球学をやるなら興味が持てる手法のほうがいいなと思い、軽い気持ちでこの研究室を選んでみたわけです。