岡島俊之

私が中学・高校生の頃はテレビ放送での科学番組、中でも地学系の番組の放送が多かったような気がします。当時その影響を多分に受けていた私は特に地震予知(TVなので被災や予知可能性なんかがメインテーマだった)や古生物学の分野に強い興味を抱くようになりました。趣味として生き物と接する機会が多かった私は、それまで生物学の分野に進学することも考えていましたが、地学分野のインパクトも強く天秤にかけた結果、金沢大学理学部の地球学科に進むことを決意しました。受験生の当時、地球スケールの学問である地学に異常なブランド意識を持っていた私は、親や友人達に「ボクが地震予知して皆を救う」といった内容の発言をしまくってしまい、そのことで後に引けなくなったというのも多少はありました。でかい事を言うのが好きな人や、でかい事をやってのけたいという野心のある人には適した分野かもしれません。金沢大学に決めたのにはもう一つ理由があります。比較的新しい工業都市に住んでいた私にとっては金沢の伝統ある小京都という響きだけでも魅力的であったし、自然に囲まれたキャンパスというのにも当時は惹かれました。