菅谷勝則

 地震学を通して地元に貢献出来るような人間になりたい。これが私の夢です。そのために地球物理学グループを選びました。私の実家は、山形県酒田市です。広大な庄内平野を流れる最上川の河口に位置します。平野の北には、出羽富士とも呼ばれる鳥海山、南東には月山があります。自然環境豊かな街で四季をとおして様々な姿を見せてくれます。また平野の東縁に沿って活断層も延びています。災害の少ない地域ですが、過去に地震・噴火・大火など大きな被害をもたらしたこともありました。明治時代には倒壊や火災により街を壊滅的な状態にした地震もありました。近年では鳥海山のハザードマップが完成し、活断層に関する住民説明会も開催されています。沿岸の街で心配なのが津波です。太平洋側ほど注目されていませんが、日本海でも83年の日本海中部地震、93年の北海道南西沖地震のように津波をともなった大きな地震が発生しています。これらの地震は日本海の東縁にあるプレート境界が原因です。必ずしも希望する地域が卒論のフィールドになるとは限りませんが、いつか日本海東縁プレート境界で発生する地震にアプローチできればと思いながら、先生や先輩方、同期の仲間と共に学んでいます。